世間には、特定の年間決済枠をクリアすることで特典が発生するクレジットカードがあります。 メインカードであるマリオットボンヴォイは、年間150万円決済で無料宿泊特典、400万円決済でプラチナエリートの資格が付与されます。 そしてサブカードとして利用しているゴールドカード(例えば三井住友カード ゴールドNL)は、年間100万円決済することで翌年以降の年会費が「永年無料」になり、さらにボーナスポイントが加算されます。
資産がある程度の規模を超えた現在でも、私はこの「年間決済枠をどう配分してクリアするか」という計算を継続して実行しています。 手順は明確です。まずはメインカードに不動産の経費と固定資産税などの支払いを集約し、年の早いうちに400万円の基準を越えてホテルステータスを確定させます。 それが完了次第、日常の個人の決済をサブカードへ切り替え、100万円の無料条件を埋めに行きます。
「細かい計算をしていて面倒ではないか」と思われるかもしれませんが、私の認識は逆です。 ルール通りに決済枠を満たせば、本来発生するはずの年会費が将来にわたって無料になり、リターン(利回り)のベースラインが確実に上がります。 ルール通りに動けば頭を使う時間を極力減らせるため、その分、新規の不動産の取得やバリューアップなどに時間を回せるのもメリットです。
どれだけ動かすお金の規模が大きくなっても、「システムの条件を満たして利回りを最大化する」という原則は変わりません。 それぞれのカードで年間利用額の達成条件を満たした状態は、資産管理や家計のポートフォリオにおいて、非常に無駄がなく合理的な状態と言えます。