最近、「ある程度の規模まで資産が増えると、どういう指針で動くようになりますか」というようなことを聞かれます。綺麗事だと思われそうであまり人前では言わないのですが、私の中では「周囲にメリットを出す(利他)」というのが一番合理的な選択だと考えています。
「仲間のために」「人に優しく」みたいな道徳的な話がしたいわけではなくて、単にその方が長い目で見たときにお金や情報が回ってくる利回りが一番高いから、というすごく構造的な理由です。
世の中には、自分だけが得をしようとする人や、相手を買い叩いて利益を出そうとする人がいます。(特に不動産業界ではあるあるです)
たしかに1回きりの取引ならそれでも利益は出るのかもしれません。
ただ、不動産でもビジネスでも、結局は「人と人との信用」で継続して回っています。常に自分だけの利益を取りに行っていると、相手から「あの人と取引すると面倒だな」と思われて、徐々に良い情報や優秀なパートナーが遠ざかっていくわけです。長い目で見ると、これが一番利回りの悪いやり方になります。
不動産で優良物件を買い続けられる仕組みも、実は全く一緒です。
仲介業者さんにはしっかりと利益が出るように対応して、リフォーム業者さんには適正価格で気持ちよく仕事をしてもらい、入居者様には快適な部屋を提供する。そうやって周囲に「この人と仕事をしてよかった」「この物件を選んでよかった」と思ってもらう状況を自分から作ると、自然と信用が貯まります。
この「目に見えない信用の複利効果」みたいなものが、結果として資産を増やしてくれる一番のエンジンになっているのは間違いないと実感しています。
このブログでいつも書いている話なんかもそうですけれど、自分のためだけに使って終わるより、身近な人に教えたりブログでそのまま書いたりしてしまう方が楽です。
「これを教えると損する」みたいに情報を隠し持つより、知っていることを出し惜しみせずにシェアしている方が、自然と同じようなスタンスの人が周りに残って、また別の良い情報が巡ってきます。